当院の高齢者歯科診療にかける想い。
今日は勉強会で大阪まで新幹線に揺られている宮本佳宏です。
私についてはスタッフ紹介のページに写真付きで載っているものの、宮本歯科では見た事ないぞとか。急患で来てみたら、一度だけ対応してもらった(レア)とか。なかなかこのブログを読んで下さっているであろう皆さまとお会いする機会はありませんので。
そこで、私が普段どのような想いで歯科医師をしているのか、今日は交通時間の許す限り徒然なるままに、私の歯科医療に対する想いを綴っていきたいと思います。
そもそも読んでくださっている人がいるのかは分からないくらいだからこそ書けるのですが。
私は子供が大好きです。それこそ、学生時代には小児歯科学を専攻しようか迷ったくらいに。しかしながら、実際に専攻したのは歯科口腔外科学や歯科補綴学、高齢者歯科学。
高齢者歯科の世界に足を踏み込んだのは、最初の職場(総合病院の歯科口腔外科)では、人生の最期まで関わる機会が多かった事がきっかけ。初期対応としての緊急コールで誰よりも先に呼んで貰えた(どれだけ深夜のコールであっても5分で到着できる)事から、死亡診断書の記載はもちろん、手を握りながら亡くなる直前の会話を交わすこともありました。
世の中の歯科診療所では一般的に、休日や深夜の緊急対応は受け入れておりません。それは、採算が労力に対して割に合わないからです。確かに、医療とはいえ、経営が破綻してしまっては元も子もありませんから当然かもしれません。
とはいえ、人生の最期に際してまで歯科にわざわざ声を掛けて頂けるなんてプライスレスなのに、採算性なんていちいち考えているなんて勿体無いと考えています。だからといって、赤字になる行為を他の職場でやらせて頂くわけにもいかないので。そのため、父の開業した宮本歯科での高齢者歯科診療では、たとえ赤字になったとしても人生の最期まで寄り添い、お口の健康管理をしていきたいと考え行っております。
すごく労力がかかる話なので、なかなかやりたがる仲間が増えない現実もありますが、少なくとも賛同してくれる仲間がいるのも事実。患者さんの家族が居宅で窒息しかかっている時に、どこより先立って当院の歯科衛生士に直接連絡をよこして助けを求めてくれた人がいるのは誇りです。ただ、そこまで信用してくれているのは嬉しいですが、命に関わる危機的状況では先に救急車を呼んで下さいね。
世の中には歯科医院は多くあれど、人生の本当の最期まで寄り添うところはどこにも見当たらないので。自分と同じ想いで活動する歯科医師・歯科衛生士を輩出したい。歯科の持つ可能性をもっと世の中に認めてもらいたい。
そんな想いから、宮本歯科での経験を大学で学生や研修医に対して講義・啓蒙活動を続けることで、少しでも同じ想いの仲間を全国に増やしたいと考えて週に3日、大学での仕事もしております。
改めて書きますが、私は子供は大好きです。大事なお子様の口腔管理を任せて頂けるとあれば、一肌脱ぎます。でも、私はその子よりも早く老いるため、恐らくその子の人生の最期まで歯科医師として付き添い遂げる事はできないでしょう。人生の最期まで寄り添い遂げる事ができる、それが私が高齢者歯科診療に力を入れるが所以です。
少しでも、患者さんの最期まで責任を持った歯科診療をする歯科医師・歯科衛生士が世の中に増えますように。
最近、お問い合わせが増えてきておりますが、現在、宮本歯科では訪問歯科診療の受け入れはストップしております。
しかしながら、長らく当院の外来に通われており、当院がかかりつけ歯科診療所となっている方が通院困難になった場合についてはご相談下さい。
心臓病と二次救命処置
世界において、心臓病は死亡原因の第1位です。日本は長寿国という事もあり、2位となってはおりますが、ひとたび心臓発作を起こすと致命的な状況となります。
歯科では全身的な病気を抱えた方の歯科診療もするため、待合室内や診療室内での急変が起きる事もあります。また、医療機関に勤務するからには、勤務外の時間に急変している方に出くわした際にも各々がリーダーシップを執れるようになってもらいたいという想いがあります。
そこで当院では定期的な勉強会を開催して救命処置を行う上で必要な知識を身につけるようにしております。しかしながら、診療ガイドラインや薬剤も日々進歩しているため、必要な知識もどんどん変わります。
そこで、主任歯科衛生士の近藤先生と二次救命資格の更新をしに三重大学まで行ってきました。コースは2日間に渡り、コースを受ける前に試験もあるので、心電図を診てどんな心臓病で、どんな薬をどのタイミングで使って、そもそもの心臓病の原因に対する治療方法も覚えてきている前提で始まります。
2日間、色々な模擬患者さんに評価・検査を行い、疑われる病気と治療方法を瞬時に判断して、リーダーシップを執りながら仲間に指示出しを行います。これが朝から夕までひたすら続きます。
近藤先生は担当患者さんの全身状態に違和感を覚えた際の評価・対応もさることながら、先日は勤務外の公共交通機関内で意識を失って倒れられた方に出くわしてリーダシップを執りながら初期対応も行うことができました。
たとえ院外で、たとえ自分以外の仲間がいない状況でも、医療従事者としての当たり前の行為ができる職員がいる医院であることを誇りに思います。
歯科では全身的な病気を抱えた方の歯科診療もするため、待合室内や診療室内での急変が起きる事もあります。また、医療機関に勤務するからには、勤務外の時間に急変している方に出くわした際にも各々がリーダーシップを執れるようになってもらいたいという想いがあります。
そこで当院では定期的な勉強会を開催して救命処置を行う上で必要な知識を身につけるようにしております。しかしながら、診療ガイドラインや薬剤も日々進歩しているため、必要な知識もどんどん変わります。
そこで、主任歯科衛生士の近藤先生と二次救命資格の更新をしに三重大学まで行ってきました。コースは2日間に渡り、コースを受ける前に試験もあるので、心電図を診てどんな心臓病で、どんな薬をどのタイミングで使って、そもそもの心臓病の原因に対する治療方法も覚えてきている前提で始まります。
2日間、色々な模擬患者さんに評価・検査を行い、疑われる病気と治療方法を瞬時に判断して、リーダーシップを執りながら仲間に指示出しを行います。これが朝から夕までひたすら続きます。
近藤先生は担当患者さんの全身状態に違和感を覚えた際の評価・対応もさることながら、先日は勤務外の公共交通機関内で意識を失って倒れられた方に出くわしてリーダシップを執りながら初期対応も行うことができました。
たとえ院外で、たとえ自分以外の仲間がいない状況でも、医療従事者としての当たり前の行為ができる職員がいる医院であることを誇りに思います。
2019年度 特養勉強会 摂食嚥下機能
特別養護老人ホームで講習会を行いました。
内容は「摂食嚥下機能」についてで、登壇させて頂いたのは主任歯科衛生士の近藤先生。
既製のトロミ飲料を用いた嚥下困難体験も行いました。
当院は食事が上手く摂られなくなった方へのアプローチにも力を入れており、なかでも歯科衛生士による、機能評価・リハビリテーションで機能向上したり、多職種協働・食事支援を行うことで栄養状態が向上しております。
しかしながら、有り難い口コミにより居宅介護支援事業者からだけではなく他病院や他歯科医院、訪問看護ステーション等からも多くのご紹介を頂いておりまして、全ての診療は受け入れ対応困難な状況となっております。
摂食嚥下障害に関する電話相談やアドバイスに関しては当院歯科医師または歯科衛生士にて対応させて頂きますので、お困りの事がありましたらご相談下さい。
宮本佳宏
内容は「摂食嚥下機能」についてで、登壇させて頂いたのは主任歯科衛生士の近藤先生。
既製のトロミ飲料を用いた嚥下困難体験も行いました。
当院は食事が上手く摂られなくなった方へのアプローチにも力を入れており、なかでも歯科衛生士による、機能評価・リハビリテーションで機能向上したり、多職種協働・食事支援を行うことで栄養状態が向上しております。
しかしながら、有り難い口コミにより居宅介護支援事業者からだけではなく他病院や他歯科医院、訪問看護ステーション等からも多くのご紹介を頂いておりまして、全ての診療は受け入れ対応困難な状況となっております。
摂食嚥下障害に関する電話相談やアドバイスに関しては当院歯科医師または歯科衛生士にて対応させて頂きますので、お困りの事がありましたらご相談下さい。
宮本佳宏
摂食嚥下リハビリテーション学会への参加
摂食嚥下リハビリテーション学会へ参加しに新潟県へ行ってきました。
木曜、金曜は大学勤務だったので、金曜の勤務後から車で新潟県に向かいました。それにしても新潟県を同じ中部地方だと思って舐めていました。。
愛知県からだと片道500キロ、往復でなんと1000キロ!
千葉県にある東京ディズニーランドより遠い!!
学会会場では他大学に勤務しているドライブ好きの友人にも会ったのですが、やはり飛行機で来ているとのこと。車で来たと言ったら笑われてしまいました。
会場である朱鷺メッセからは信濃川が見られ、新潟県に来たという実感をさせられました。
当院の歯科医師・歯科衛生士には摂食嚥下リハビリテーション学会で認定を目指して会員になっている方や既に認定資格を取得している方が複数名在籍しております。
口から「食べる」ことの助けになるように、我々も日々精進しまていきます。
宮本佳宏
木曜、金曜は大学勤務だったので、金曜の勤務後から車で新潟県に向かいました。それにしても新潟県を同じ中部地方だと思って舐めていました。。
愛知県からだと片道500キロ、往復でなんと1000キロ!
千葉県にある東京ディズニーランドより遠い!!
学会会場では他大学に勤務しているドライブ好きの友人にも会ったのですが、やはり飛行機で来ているとのこと。車で来たと言ったら笑われてしまいました。
会場である朱鷺メッセからは信濃川が見られ、新潟県に来たという実感をさせられました。
当院の歯科医師・歯科衛生士には摂食嚥下リハビリテーション学会で認定を目指して会員になっている方や既に認定資格を取得している方が複数名在籍しております。
口から「食べる」ことの助けになるように、我々も日々精進しまていきます。
宮本佳宏