名古屋市中村区の歯医者さん「宮本歯科」

宮本歯科は名古屋市中村区の歯医者さんです。 中村区を中心に名古屋近郊の患者さんの歯とお口の健康サポートをする歯科医院です。

急患、歯科治療のご予約はお電話TEL 052-411-8054 でご相談ください。
訪問歯科診療の問合わせもお電話で受け付けております。
歯やお口のお悩みもお気軽にご相談ください。

カテゴリ:歯科情報 > 訪問歯科診療

最近、勉強会ネタの更新は滞り気味ではありましたが、変わらず地域医療・介護の環境改善のために講習会は開き続けていますよ。


介護士の介護現場での医療行為(喀痰吸引)は長らく不可とされてきましたが、平成244月から社会福祉士及び介護福祉士法が一部改正され、50時間の講義と試験9割以上の取得、その後の実地研修を経て条件付きで可能となりました。


今回は、その全ての過程を経てきた介護士のみを対象に特別養護老人ホーム なごやかハウス名楽さんで喀痰吸引講習会を開催させていただきました。


登壇させて頂いたのは当院主任歯科衛生士 近藤先生。


20人弱を3グループに分けて、それぞれの班に吸引シュミレーターのQちゃんを配置(なごやかハウスさんにご用意頂きました)してのレクチャー。


E575A4F6-2339-4838-B856-A0D63A05F6F4


アシスタントとして、今年入職の高坂先生もお手伝い。模擬痰をシュミレーターの中に注入してくれてます。今回はこの模擬痰を吸引器で吸い出すことで、シュミレーターの詰まりかけた気道を開放する実習です。


ED49E925-62F9-47C9-A5DC-97FB3652655B


今回は講義、試験、研修が一通り終わっている方々が対象なので、進行も比較的スムーズで、質問内容も高度なものです。


DD3BC081-091D-4AE4-8E97-C2035EB860B9


人体に吸引カテーテルを入れたらどのように見えるのか。なごやかハウスの看護師、鹿島先生の身体を張った見本。鼻から挿入して、ほら、口を開けると喉に見えるでしょ、の見本。


907C8BC5-C15F-4908-8908-47A1BC624543


やはり、介護保険利用者さん(患者さん)にも吸引する立場として、吸引される側の苦痛も知っておく必要があります。各々、自分の鼻に挿入しての体験。


58C9EF15-6010-4055-89C6-7F58C6F32F18


5C7A97F6-995F-4C47-816C-B3AF71C903E5


やはり、自分でやると「(痛みだったりつっかえ感があって)入りません」となったりする事もあります。


そこでなごやかハウス看護師、安定の佐藤主任。するする挿入していきます。


5610E16E-F502-4109-BCB9-6AB4158049C9


誤嚥、窒息時にあると心強い吸引器ではありますが、使いこなせる人がその時その現場にに居ないと意味がありません。


資格を持つ介護士がいざという時に的確な吸引操作が行えるよう、当院は関連施設と協力し合って高め合っていきます。


宮本佳宏

今月の院内スタッフ勉強会の講師担当は私、宮本佳宏でした。

勉強会を引き受けるにあたって、受付・歯科衛生士・歯科医師に焦点を絞って去年からコツコツとスライドを作って挑みました。驚いたことに、自分の作ったたった40分ぶんの勉強会スライドから今年の歯科衛生士国家試験には3問、歯科医師国家試験には1問出題がありました。

私、診療と並行して現役の大学教員もやっており、歯学部生や臨床研修医を中心に講義をさせて頂いておりますが、本当に押さえておいて欲しいポイントを簡潔にまとめられるようになったことを実感させられ、密かに喜んでおりました。

また、当院では歯科臨床研修医と歯科衛生士専門学校の学生さんの臨地実習として受け入れており、当院で学んだ事を今後の彼ら彼女らの歯科医師・歯科衛生士人生の糧のひとつとして頂いております。その責任からも教える側としても研鑽と教育体制も整えていきます。

72883A58-2A7C-409A-AF7C-61AB07EA958F

特別養護老人ホーム「なごやかハウス名楽」さんでの定例勉強会でした。

当院から主任歯科衛生士の松田先生が登壇させて頂き、口腔機能の加齢変化について、体験実習を織り交ぜながらお話させて頂きました。

松田先生は審美・ホワイトニングの認定資格を持っており、普段は主に外来診療部門で活躍しておりますが、今回の高齢者に関わる勉強会の講師を担当するにあたり、ひたすら高齢者歯科学の本を読みふけり、自分自身の勉強と資料作りをすごく頑張っておりました。新しい知識が入ってくることに楽しみを見出して、日々勉学に励む姿には脱帽です。

勉強会も、質疑応答が活発に繰り広げられ、嚥下障害が始まった際の具体的なリハビリテーション方法や食事形態(性状)についての特徴や決定する際の判断基準についてもお話させて頂きました。普段は皆すごく忙しい職種なので、時間を作って集まって、現場で関わる多くの職種が集まって意識や考えの統一を図れる機会があることはありがたい事です。しかも、なんと今回は他の特別養護老人ホームで勤務をされている方にまでわざわざお越しいただいたりして恐縮です。

これからも他の職種からも色々とノウハウを吸収しながら、歯科からは歯科の専門知識を発信して、それぞれの専門家が要介護高齢者の安心生活をサポートし合える関係性を保ちいけたら幸いです。

今年の歯科衛生士国家試験でこんな問題が出題されておりました。

IMG_5730 (1)

専門用語だらけでわかりにくいですが、飲み物を飲むと気管に入ってムセルから、コップの改造をして対応をする、と答えさせる問題です。「歯医者でコップの改造?実際に歯医者がそんな知識を使うことある?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際にあります。

以前に水分の飲み込みに問題がある方へのコップ(縁が切れたタイプ)を当院から貸し出ししたことがある施設の介護職員さまから「借りたコップだとどうも上手くいかない」とのことで、オーダーメイドの縁切れコップの作製依頼がありました。

改造する元のコップを介護職員さまからお借りし、形状は食具に関しての専門家である作業療法士に相談させて頂き、歯科技工士に具体的にどういったものを作っていくかをお伝えし、完成したオーダーメイドコップの使い方を歯科衛生士が説明・指導する...

コップひとつを取っても、患者さんがいかに安全に食事を摂られるかを色々な職種と連携を取りながら考えていきます。 

 
依頼通りの機能が果たせるように設計線を描いて

IMG_5759

大雑把に削って形を整えて

IMG_5758

荒研磨をして肌が触れても痛くないように

IMG_5756

引っ掛かりがないようにもっともっと研磨して

IMG_5755

汚れが付きにくいように鏡面研磨をして

IMG_5754

元よりも滑沢に仕上がりました!

IMG_5753

当院の歯科技工士はコップだけでなく、歯ブラシや歯間ブラシなどもそれぞれの患者さんの状態に合わせて必要な形に改造をしてくれるので、すごくありがたいです。

国家試験問題にも出題されるような、本来は当たり前のことではあるのだけど、色々な職種がお互いに信頼しあって、色々な形で患者さんの人生に寄り添えるというのはとても素敵なことだと思います。これからも、困った時には歯医者さんに相談してみる(たとえ歯医者さんにはできないようなことでも、適切な職種と連携を取ってなんとかしてくれる)と思っていただけるような医院になれたら幸いです。

宮本佳宏 

FC42009E-08A4-46B6-B991-DE3E68C3C4EC


今日は地域のお子さんや高齢者などが安全で住みやすい街になるようにボランティア活動をされている方々を対象に誤嚥性肺炎とリハビリ体操についてのお話をさせて頂く機会がありました。

いつもは歯学部の学生さんや臨床研修医さんに対してやっている講義のような内容で(一応、講習内容のリクエストがあったため、スライドはほぼ全部作り直しました)お話をさせて頂いたのですが、今回は恐れ多くもバリバリ働かれている人生の先輩がたにお話をさせて頂いたので、レスポンスがいつも全然違ってとても新鮮でした。

そして、いつもと違った想定外のレスポンスに対応しきれず、予定より早く終わって時間が余ってしまうという失態もありましたが、フロアからの質問を頂けたり、すごく楽しい時間を過ごすことができました。

早いもので、今年度ももう終わりで、来年度が始まります。次年度始め早々の4月には歯学部と歯学部附属病院で得意分野の講義を3回お任せ頂けているので、スライドの再構成などをしながら今からワクワクします。

宮本佳宏

↑このページのトップヘ