名古屋市中村区の歯医者さん「宮本歯科」

宮本歯科は名古屋市中村区の歯医者さんです。 中村区を中心に名古屋近郊の患者さんの歯とお口の健康サポートをする歯科医院です。

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2018年07月

こんにちは
前回の記事で、オーラルフレイルの予防と健康維持に密接な関係があることはお分かり頂けたでしょうか
今回は前回の続きから、歯科衛生士訪問主任の 近藤 の目指す 日本老年歯科医学会認定歯科衛生士 について詳しくお聞きしています
(掲載写真は訪問診療のイメージです。本記事内容に特別な関わりはありません。)
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近藤
認定歯科衛生士とは、公益社団法人日本歯科衛生士会認定歯科衛生士制度に基づき認定された歯科衛生士をさします。中でも私の目指す日本老年歯科医学会認定歯科衛生士は、高齢者に必要な歯科医療・保健を提供するための知識、臨床経験を有するものとされています。
簡単に言えば、高齢者の歯科医療に特化した知識や臨床経験を積んだ歯科衛生士としての証とお考え頂けるとわかりやすいかもしれません。

なるほど、積み上げてきた知識と経験の証ですね。
認定歯科衛生士は所属する学会によって様々な分野に分かれているようですが、数ある中でも、日本老年歯科医学会を選んだのはやはり宮本歯科の歯科衛生士訪問主任を担っておられるからでしょうか?

近藤
そうですね・・・やはり入職1年目から訪問歯科診療に行かせてもらったことが大きなきっかけでした。訪問診療に行き始めてから、患者様個々の全身状態の把握や、嚥下機能の評価、それに伴う摂食・嚥下リハビリテーションなどを学ぶ機会が必然的に増えていき、もっと深く追求したいとの思いが生まれました。

日々の業務の中で、自然と専門分野へ心引かれたわけですね。

近藤
はい。国家資格である歯科衛生士ですが、資格を取ってからが新たなスタートだと私は思います。
以前もお話ししましたが、訪問診療に関わると、他職種連携を図る上で歯科領域のみではない知識が必須となりますし、外来とは違った処置が求められることが多く、専門性に特化していくことで、より訪問診療を望まれる患者様の満足度を上げることができると思います。

確かにそうですね。
他職種連携と言えば、近藤さんが指導者として講習会で登壇することもあるそうですね。

近藤
えぇ。先日は喀痰吸引講習会にて登壇させていただきました。指導する立場である以上、相応に知識を深めなければなりませんし、やはり何度経験しても緊張はしますが、とても勉強になります。

そうですか。前回も申し上げましたが、訪問歯科診療には外来とは違った緊張感や責任もついて回り大変ですが、宮本歯科の訪問チームにはスタッフ自身にとって勉強になるいろいろな経験が詰まっているのですね。
これからも、ご自身の目標に向けた努力を惜しまず、宮本歯科の歯科衛生士訪問主任としてみんなを引っ張っていってください。


以上です
いかがでしたでしょうか

何度も申し上げますが、全身の健康を維持するには、まずお口の健康からと言っても過言ではありません
ぜひ信頼できる歯医者さんをみつけてかかりつけ医とし、ご自身の人生をより豊かにするために定期検診を受けて健康を維持していきましょう

名古屋市中村区にある歯医者さん
医療法人 一栄会 宮本歯科
患者様専用電話 052-411-8054
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こんにちは
先日更新しました、訪問歯科診療についての記事はいかがでしたでしょうか
これからますます需要が高まるであろう訪問歯科診療・・・今後も宮本歯科の訪問チームは地域の皆様のお力になるべく尽力して参ります
宮本歯科への訪問歯科診療のご依頼は受付窓口にてお伺いしておりますので、まずは一度お問い合わせくださいね

さて、本日は予告通り、宮本歯科の歯科衛生士訪問主任 近藤 をGUESTに迎え、「オーラルフレイル」についての理解を深めようと思います
また今回は近藤さんの目指す日本老年歯科医学会認定歯科衛生士についてもお聞きしています
(掲載写真は訪問診療のイメージです。本記事内容に特別な関わりはありません。)
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今回もよろしくお願いします。
前回のお話の中で出てきた「オーラルフレイル」ですが、ぜひどういった考え方なのか知りたいのですけれど、ご説明願えますでしょうか?

近藤
よろしくお願いします。
はい、まず「フレイル」という言葉ですが、2014年に日本老年医学会が提唱した言葉で、「frailty」という「虚弱」を意味する英語が語源です。
人は誰もが加齢に伴い、 健康→フレイル(虚弱)→要支援・要介護 という経過をたどります。つまり、「フレイル」とは加齢に伴う筋力や心身の活力が低下した状態を指し、健康な状態と要支援・要介護の中間を意味しているのです。「オーラルフレイル」とは「フレイル」の概念の中のひとつで、その症状は「フレイル」の手間にある「プレフレイル」に現れます。

そうなんですか。では「オーラルフレイル」の症状を知り予防する事は、健康を保つ為にかなり重要なポイントになるということですね。
具体的にはどのような症状が出るのでしょうか?

近藤
そうです。具体的には、食事でよく食べこぼすようになったり、かたいものが噛めなくなったり、むせることが増えたり、滑舌が悪くなったりと些細に思えるようなお口のトラブルです。
こうした状態が続く場合は「オーラルフレイル」の可能性が考えられます。
些細に思える変化ですが、それに気づくためには短期間ではなく1~2年の中期間で行動を比較する必要があります。
今言ったお口のトラブル以外にも、1回の食事で食べる量が減っている、体重が減少した、外出する機会が減り人と会うのが億劫に感じるなど、「フレイル」を早期発見するためには、ご自身が「フレイル」の知識を持ち、日常生活の小さな変化に気づけるように心掛けることが大切です。
「オーラルフレイル」は“老化のはじまりを示すサイン”として注目されるようになりました。「フレイル」の前段階とも言え、「オーラルフレイル」の状態は日常生活に大きな支障をきたすことはありません。しかしながら、歯と口の機能低下は、加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)や運動器症候群(ロコモティブシンドローム)の前兆と捉える事もでき、「オーラルフレイル」の予防が全身の健康維持に繋がると言えるのです。

そうなんですね。では、その予防にはどうしたら良いのでしょうか?

近藤
「フレイル」の予防には三本柱があり、 1.運動 2.食事 3.社会活動 です。
この3要素を平均的に行えることが理想的です。

なるほど。具体的にはどのようなことを行なえば良いですか?

近藤
まず「運動」ですが、ウォーキングや軽いスクワットなど筋力トレーニングをするなどです。「食事」は、加齢に伴い不足しがちなタンパク質を積極的に補うように心掛けること、「社会活動」では、ボランティア活動などで地域社会とのかかわりを持つようにすることですかね。
この予防の三本柱は、「オーラルフレイル」予防も全く同じ要素です。「オーラルフレイル」の予防とするならば、「運動」はよく噛んで口を動かすこと、「食事」はタンパク質やビタミン類を意識して摂取しバランス良く食べること、「社会活動」は人と会って話す、どこかへ出掛けることなどですね。

「フレイル」を予防するには、自分自身の心掛けはとても大切なのですね。

近藤
そうです。「オーラルフレイル」により、口腔機能が低下する事は、身体的な衰えだけでなく、患者様の精神的・社会的な側面にも影響を及ぼします。また、「オーラルフレイル」の予防は前回お話した誤嚥性肺炎の予防にも繋がります。
早期発見・予防の為にもご自身がまずは正しい知識を持つこと、また健康な状態を維持できるよう、かかりつけの歯医者さんを持ち、定期的な検診やクリーニングを受ける事はとても大切だと思います。

歯医者さんの行う口腔ケアは全身の健康維持に密接な関係を持っているのですね。
特に訪問診療に関わっている近藤さんだからこそ、加齢に伴い引き起こされる「オーラルフレイル」について考える機会はたくさんありそうですね。

近藤
はい。患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ・・・以前ブログでご紹介していますのでよろしければご覧下さい★)に大きくかかわる部分ですから、これからも知識を深め、発信していきたいと思います。

ありがとうございました。
では続いて、近藤さんの目指す日本老年歯科医学会認定歯科衛生士についてお聞きしたいと思います。
認定歯科衛生士とは、どのような歯科衛生士をさすのでしょうか?

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前編はここまで
後編では認定歯科衛生士について詳しくお聞きします
お楽しみに

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二村
はい、まずACLSとは二次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support)です。二次心肺蘇生法ともいいます。気管挿管や薬剤投与といった高度な心肺蘇生法を学びました。
具体的には、脳卒中を発症した人への対応や、心肺停止の患者様への対応・心電図の読み取りもできるようになりました。
資格を取ったのは、私は訪問担当医である佳宏先生のすすめがあった為です。訪問診療に携わるからというよりも、医療人として、持っていて損はないと私も感じました。外来でも訪問診療でも患者様の急変時には対応できるだけの勉強をした証なので、やっぱり自信にはなりますね。

近藤
ちなみにACLSはBLSの有資格者でなければ受講できません。
BLSとは一次救命処置(Basic Life Support)です。成人や乳幼児への心肺蘇生法、気道異物の除去や、AED(自動体外式
除細動器)での除細動を学びます。
資格取得をしたのは、歯科衛生士単独で訪問歯科診療へ行くことがあるので、独居の患者様の口腔ケアをする際、患者様と私しかいないという状況で、万一何か起きた時にその場で可能なできる限りの処置ができるようになりたいと思ったからです。
実際には生命の危機となる事態が起こらないことが一番ですが、どんな場面でも現実に起こりうることですからね。


なるほど。万一の事態に備える・・・そういった意識は、宮本歯科に勤める全員にほしいものですね。
今まで院内勉強会などでも講師をしていただいていますが、これからも定期的に指導をお願いします。

近藤
そうですね。資格取得の際当然ながら実技もあるので、無資格の方と有資格者では万一の事態に動けるかどうかは圧倒的に違いが出るとは思います。けれど、知識として耳に入れるだけでも、不測の事態への心構えができますからね。

こうしてお話を聞くだけで身の引き締まる思いが致しますね。
最後に、これからますます高齢者の多い社会がすすんでゆきますが、その中で歯科衛生士という立場から患者様のためにできることはどんなことが考えられるでしょう?

二村
口腔ケアを私たち歯科衛生士が行っていく事で、高齢者の方のQOL(クオリティ・オブ・ライフ・・・以前ブログでご紹介していますのでよろしければご覧下さい★)を向上させるお手伝いができると思います。
適切な口腔ケアは、自分らしく最期を迎えるお手伝いとも言い換えられるかもしれません。
その可能性を信じてこれからも職務を全うしたいと思います。

近藤
日本社会の高齢化に伴い、要介護高齢者も年々増加していくのに比例して、訪問歯科診療のニーズは高まると思います。実際に、日本人の死因別死亡率の第四位は肺炎ですが、要介護高齢者の第一位は肺炎です。その中でも多いのが誤嚥性肺炎といわれています。
口腔内の環境が悪化していると、口腔内の細菌が肺に落ち込んで誤嚥性肺炎の発症率が高まるのです。
日常的口腔ケアと定期的な専門的口腔ケアの徹底は、口腔内の病原菌を減らすだけでなく、口腔への刺激により嚥下機能が回復して、食事が進むようになり、栄養状態が改善します。ひいては、免疫力が向上して肺炎の予防につながることが実証されています。
また、近年では「オーラルフレイル」という新しい考え方も普及しつつあります。
口腔ケアのもたらす健康へのメリットは、まだまだ無限の可能性が秘められています。私たち衛生士が命を守る、というのは大げさですが、微力ながら、患者様のお力になれればと思っておりますので、これからも尽力いたします。

お二人とも、ありがとうございました。今後もさらなるご活躍期待しております。
近藤さんのおっしゃった「オーラルフレイル」は今注目の考え方ですよね。
次回詳しくご紹介させてください。

お読みいただきありがとうございました
またまた長くなってしまいましたが…
次回は近藤さんに「オーラルフレイル」について詳しくお聞きしたいと思います
お楽しみに

先日、東京で行われた老年歯科医学会で二村先生と共に2件、学会発表して来ました。

 
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1つめの演題は、これまでに当院で訪問歯科診療部門を立ち上げてから、現在に至るまでの実態についての調査を行い、医院周辺の地域医療と当院の特徴についての考察を行い、二村先生が発表されました。

2つめの演題は、愛知学院大学歯学部の学生さんへの要介護高齢者における歯科教育を行ったことによる効果についての考察を行い、大学教員という立場から共同演者として発表させて頂きました。

  私は当院で訪問診療部門を立ち上げる前に、色々な医院で訪問診療のアルバイトをさせて頂きました。現在、日本は超高齢社会なため、訪問診療のニーズはあるものの、自分の本当にやりたい最期まで寄り添う医療を実践させて頂ける環境にはありませんでした。

そのため、「患者さんの人生に最期まで寄り添う想いを持ってくれる歯科医療従事者を育てて、世の中の医療をより良いものにしていきたい」という想いで理事長先生にお願いして、「赤字になっても良いから、宮本歯科から本当に良い医療を拡げるように」と許可を得て、四年前に立ち上げました。

見かけが大きく立派な医院の割に、意外と少数の人員で細々と密濃く行なっているので、医院内で情報の共有が行いやすく、教育も行き届きやすい環境。

この四年間で色々ありましたが、全ての出逢いは大切な宝物。担当患者さんが呼吸困難で緊急を要する時や、まさに亡くなりそうな時、または亡くなった直後でご家族もすごくお忙しい中、昼夜を問わず歯医者に連絡を下さるような関係が築けているのは、本当に感謝しています。

そして、その想いをしっかり受けとめて、緊急時には患者さんの元へ我れ先にと駆け付けてくれる仲間たちにも本当に感謝しています。

いつかはその仲間たちも宮本歯科から少しずつ巣立っていって、遠く離れた地域で最期まで寄り添う医療を啓蒙して、日本の医療が思い遣りに満たされたものになりますように。

宮本佳宏

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